プログラム
- ※オンデマンド参加のみの場合は「地方会学術集会出席単位」と「地方会講習会出席単位」が取得可能です。
会長企画
治療1
-
テーマ:肝癌 診断治療
- 肝癌は2020年の世界統計で6番目に多く、死亡数は3番目です。国内の癌死第5位ですが、これは日本が優れた保険制度を有するばかりでなく肝癌治療に対して個々の医師の様々な工夫が寄与しています。特に超音波ガイド下でのラジオ波治療(RFA)は融合画像、造影超音波、人工胸水・腹水、フリーハンドでの穿刺等の様々な工夫で、従来だと穿刺困難な部位でも治療可能となり、抗がん剤治療と局所治療特にRFAを組み合わせることで、治療成績が向上しております。肝癌診断の基調講演を日大の小川先生に、脂肪肝等の穿刺困難結節のRFA、抗がん剤との併用等について新百合ヶ丘病院の今城先生に、マルチポーラ RFA 時の技師さんへのタスクシフト等を順天堂大学の大久保先生に、超音波ガイド下穿刺のさまざまな工夫について関東労災病院の池原先生に、穿刺の工夫と抗がん剤との併用等について横浜市大センター病院の舩岡先生にご講演いただきます。
- 座長
- 今城 健人(新百合ヶ丘総合病院 消化器内科)
- 渡邉 学(東邦大学医療センター大橋病院 消化器内科)
- 演者
- 小川 眞広(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科学分野)
- 演者
- 今城 健人(新百合ヶ丘総合病院 消化器内科)
- 演者
- 大久保 裕直(順天堂大学練馬病院 消化器内科)
- 演者
- 池原 孝(関東労災病院 消化器内科)
- 演者
- 舩岡 昭宏(横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器内科)
治療2
-
テーマ:超音波内視鏡による消化器疾患の診断治療
- 胆膵疾患のスクリーニングは体外超音波ですが、膵臓は細長い臓器で、膵頭部は十二指腸ガスに影響され、膵尾部は胃の背側に位置し体位変換してもガスのため体外超音波で描出が困難です。消化管ガスの影響を受けにくい超音波内視鏡(EUS)は胆膵疾患の診断のみならず治療法として広く利用され、胆膵疾患の早期発見と治療介入により予後向上に寄与しています。EUSの基調講演を国立がん研究センター中央病院の肱岡先生に、小径膵神経内分泌腫瘍に対する EUS ガイド下アブレーション治療を岡山大学の松本先生に、胆膵領域の EUS 診断における Detective Flow Imaging を横浜市大センター病院の三輪先生に、EUS 下胆道ドレナージについて日本大学の木暮先生に、EUSを用いた胃空腸吻合術の実際を東京医大の土屋先生にご講演いただきます。ふだん内視鏡関連の学会でしかみられない内容ですので、この機会にぜひごらんになってください。
- 座長
- 肱岡 範(国立がんセンター中央病院 肝胆膵内科)
- 木暮 宏史(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科学分野)
- 基調講演
- 肱岡 範(国立がんセンター中央病院 肝胆膵内科)
- 演者
- 松本 和幸(岡山大学 消化器内科)
- 演者
- 三輪 治生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター)
- 演者
- 木暮 宏史(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科学分野)
- 演者
- 土屋 貴愛(東京医科大学 臨床医学系消化器内科学分野)
治療3
-
テーマ:HIFU治療
- HIFUまたはハイフでのweb検索の結果は、ほとんどが美容関連ですが、膵臓癌、前立腺癌等に対しても実臨床でも使用されておりますので、この機会にぜひ知っていただきたいと思い企画いたしました。治験でのHIFU治療装置を開発された東北大学の吉澤先生からはHIFUの原理や開発での工夫についての基調講演を、また2020年の統計では国内の癌死第4位の難治性癌で、現在HIFU治験中の膵臓癌について、さまざまな病変に国内で最もHIFUを実施している東京医大の祖父尼先生に、また急激に増加している前立腺癌に対し、低侵襲性で繰り返し治療可能であるHIFUを先進医療で実施している東海大学の小路先生にご講演いただきます。今後、HIFUは癌の治療の選択肢のひとつとなり、さらに癌免疫治療と組み合わせ、HIFUで癌の一部を破壊することで癌抗原を放出させ癌免疫サイクルを回すことで治療効果を増大させることに期待いたします。
- 座長
- 吉澤 晋(東北大学 大学院工学研究科)
- 祖父尼 淳(東京医科大学 消化器内科/臨床腫瘍科)
- 演者
- 吉澤 晋(東北大学 大学院工学研究科)
- 演者
- 祖父尼 淳(東京医科大学 消化器内科/臨床腫瘍科)
- 演者
- 小路 直(東海大学医学部外科学系腎泌尿器科学領域)
特別企画
消化器
消化器A
-
テーマ:治療に活かす超音波診断(B-mode~血流診断まで)
- 今回の学術集会のテーマ「超音波診断そして治療」に合わせた特別企画となります。超音波診断は時間・空間分解能が高くCT・MRIを凌駕する情報が得られることがあります。近年B-modeの分解能の上昇のみでなくドプラや造影超音波検査改良により血流感度も上昇しており微細血流診断も可能となってきています。この情報をどのように治療に活かすことができるか?また治療に活かすための情報を引き出すことが可能か?が今回のテーマとなります。癌に対する治療も手術と局所療法のみではなく多彩な薬物療法が選択可能な時代となっており、治療選択や治療効果判定による治療法変更を決定するための情報として超音波診断をどのように用いるか? 肝細胞癌の治療にいかす超音波診断について日本大学の小川先生に、近年増加する膵癌の診断とその治療方針を決める臨床的流れについて虎ノ門病院の小山先生に、胆嚢疾患の超音波診断-B-mode 像と病理像の対比について佐久医療センターの比佐先生にご講演いただきます。
- 座長
- 松本 直樹(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓分野)
- 大久保 裕直(順天堂大学練馬病院 消化器内科)
- 演者
- 小川 眞広 (日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科学分野)
- 演者
- 比佐 岳史(佐久医療センター 消化器内科)
- 演者
- 小山 里香子(虎の門病院 消化器内科)
消化器B
-
テーマ:治療に活かす消化管に対する超音波診断
- 超音波検査は、非侵襲的・簡便という特性から消化器診療においてファーストチョイスとして用いられる画像検査である。同検査は「診断の入り口」とも言えるが、体外式超音波で消化管を診る技術を使いこなせているか否かにより、診療のあり方は大きく変わる。日常の消化器診療で受診する患者の大半は腹痛という症状を伴っているが、その原因は多岐にわたる。診断の入り口で、素早く的確に原因と思われる疾患を絞り、次に必要な検査を考え、治療につなげる事は消化管超音波の技量にかかっているかと言っても過言ではない。以前には消化管に対する超音波は達人のみがなし得る特別な分野という見方があった。しかし、優れた先人達が消化管超音波を体系化され、機器も消化管の観察に適したものにと革新されている。今や消化管超音波を習得・実践する環境は整っている。
本企画では、明日からの消化器診療に活かせるように①急性腹症 ②腫瘍性病変 ③炎症性疾患の3分野において、診断のポイント・コツおよび蓄積されたデータを紹介していただく。内視鏡やCT検査にない消化管超音波の特性を明らかにして、診療・治療における有用性について議論したい。
- 座長
- 是永 圭子(JCHO船橋中央病院 健康管理センター)
- 長谷川 雄一(成田赤十字病院 教育推進室)
- 演者
- 長谷川 雄一(成田赤十字病院 教育推進室)
- 演者
- 是永 圭子(JCHO船橋中央病院 健康管理センター)
- 演者
- 國崎 玲子(横浜市立大学附属市民総合医療センター IBDセンター)
泌尿器
-
テーマ:泌尿器科領域の走査を極める
- 泌尿器科領域の診療の対象となる臓器は、副腎、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、精巣などが挙げられます。これらの臓器の診療において、リアルタイム性に優れ、簡易に実施できる超音波検査は、重要な役割を果たしています。一方、副腎や腎臓は、肋骨に描出を妨げられる場合や、膀胱や前立腺は、膀胱内の尿貯留の状態に影響を受けるなどするため、他臓器よりも特徴的な走査が求められることがあるのではないでしょうか。本特別企画「泌尿器科領域の走査を極める」では、超音波検査のエキスパートに集まっていただき、走査を極めるためのコツと実践的な情報を共有していただきます。東京医科大学病院の河本敦夫先生による「副腎の走査」、東海大学医学部付属病院の五嶋玲子先生による「腎臓の走査」、聖マリアンナ医科大学病院の岡村隆徳先生による「尿管の走査」、そして信州大学の小川典之先生による「膀胱・前立腺の走査」と、大変貴重な機会となることは間違いありませんので、是非、御参加ください。
- 座長
- 陣崎 雅弘(慶應義塾大学医学部 放射線科学(診断))
- 小路 直(東海大学医学部 外科学系腎泌尿器科学領域)
- 演者
- 河本 敦夫(東京医科大学病院 画像診断部外来エコーセンター)
- 演者
- 五嶋 玲子(東海大学医学部付属病院 臨床検査技術科)
- 演者
- 岡村 隆徳(聖マリアンナ医科大学病院超音波センター)
- 演者
- 小川 典之(信州大学医学部 泌尿器科学教室)
脳神経
- 脳神経領域は脳卒中,神経・筋疾患,新生児・乳児が対象となる。頚動脈エコーでは内中膜厚,プラーク,狭窄率がよく評価されるが,特殊な病態であるbow hunter syndromeや解離,血管炎,卵円孔開存や肺動静脈瘻で生じる右左シャントの診断も可能である.経頭蓋エコーでは頭蓋内動脈狭窄や右左シャントが,さらに経口腔エコー,超音波造影剤(保険未承認),低流速を捉えるmicro vascular flow imagingといった新たな手法もでてきた。神経・筋疾患では慢性炎症性脱髄性ニューロパチーや筋炎などの診断に有用である。そして新生児・乳児では脳室内出血や脳室周囲白質軟化症といった疾患を診断することができる。本セッションでは頚動脈,経頭蓋,新生児・乳児領域のそれぞれスペシャリストから,日常診療に役立つ知識,手法などについてご講演いただく。この機会に是非ご聴講いただきたい。
- 座長
- 市橋 光(自治医科大学茨城福祉医療センター 小児科)
- 竹川 英宏(獨協医科大学病院 脳卒中センター・超音波センター/獨協医科大学 脳神経内科)
- 演者
- 宮内 元樹(聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)
- 演者
- 三村 秀毅(東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科)
- 演者
- 萩原 悠太(聖マリアンナ医科大学 脳神経内科)
- 演者
- 野中 航仁(自治医科大学附属さいたま医療センター 小児科)
POCUS
-
テーマ:医療従事者なら知らないと損な POCUS 領域 褥瘡、便秘、血管確保、皮膚
- 古典的に臨床医や看護師が経験則でなんとかしてきた分野を特集しました。これらの分野は視診や触診、聴診などを駆使して病状の評価が行われてきたものの、超音波を利用すれば効率よく、経験値に関わらず、安定した評価が下せたり、上手く介入できたりする領域です。CTやMRI検査で評価できる領域もありますが、そこまでする必要がなかったり、超音波画像の方がより明確だったり、CTやMRI検査が行えない場所で評価せざるを得ない状況が多い分野とも言えます。特に血管確保は今後、診療放射線技師や臨床検査技師が担う機会が増えることが予想されますので、超音波ガイド下血管確保に関する講演は必聴です。明日からの診療ががらっと変わるかもしれない、そんな機会になることを期待しています。
- 座長
- 太田 智行(国際医療福祉大学病院 放射線医学)
- 亀田 徹(栃木県済生会宇都宮病院超音波診断科)
- 演者
- 浦田 克美(東葛クリニック病院 看護部)
- 演者
- 太田 智行(国際医療福祉大学病院 放射線医学)
- 演者
- 佐野 由美(医療法人財団松圓会 東葛クリニック病院)
- 演者
- 田中 瑞穂(戸塚共立第1病院 看護部)
産婦人科
-
テーマ:胎児付属物の各種病態エコー所見
- 座長
- 桑田 知之(自治医科大学附属さいたま医療センター周産期科・産婦人科)
- 田嶋 敦(杏林大学医学部付属病院産婦人科)
- 演者
- 成瀬 勝彦(獨協医科大学 産科婦人科学教室)
- 演者
- 松島 実穂(杏林大学医学部 産科婦人科学教室)
- 演者
- 後藤 未奈子(昭和大学横浜市北部病院 産婦人科)
AI
-
テーマ:AI によって超音波診療はどう変わるのか?
- 医学と人工知能、IoT、ロボット技術とが融合的に交わることで、大きな可能性が生まれるのではないかという期待が急速に高まっています。このうち本セッションでは、超音波医学の分野における人工知能基盤技術の融合的進展について、現状と将来への期待を産学双方の視点から概観しながらディスカッションします。
- 座長
- 中田 典生(東京慈恵会医科大学 人工知能医学研究部)
- 小泉 憲裕(電気通信大学大学院 大学院情報理工学研究科 機械知能システム学専攻)
- 演者
- 中田 典生(東京慈恵会医科大学 人工知能医学研究部)
- 演者
- 尾高 北斗(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波営業部)
- 演者
- 荻野 修二(GEヘルスケア・ジャパン株式会社 超音波本部 Cardiovasucular部)
- 演者
- 黒壁 大貴(株式会社フィリップス・ジャパン ジャパン プレシジョンダイアグノシス事業部)
- 演者
- 松本 剛(富士フイルム株式会社 メディカルシステム開発センター)
シンポジウム
シンポジウム1 循環器
-
テーマ:SHDインターベンションの適応症例を見逃さない
- 本邦にTAVIが導入されてから10年が経過し、その有効性や安全性が示されるに従い透析や人工弁のAS患者に適応が拡大し、現在はlow risk患者にもfirst lineの治療となっている。またMitraClipについてもデバイスの改良により当初困難とされた病変でも治療可能となり、今後ますます適応症例が増加することが予想される。本シンポジウムでは、心エコー図から見た弁膜症カテーテル治療の現状と適応について議論したい。
- 座長
- 村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査学/中央臨床検査センター)
- 望月 泰秀(昭和大学医学部内科学講座 循環器内科学部門)
- 演者
- 泉 佑樹(榊原記念病院 循環器内科)
- 演者
- 佐藤 如雄(聖マリアンナ医科大学 循環器内科)
- 演者
- 白川 公亮(慶應義塾大学医学部 循環器内科)
シンポジウム2 循環器
-
テーマ:先天性心疾患の基本的な心エコーのポイント
- 一般循環器内科がメインの心エコーラボにおいて、先天性心疾患は苦手意識が高い領域です。見るべきポイントを押さえた質の高い心エコーを取るために、疾患の知識、治療適応判断、報告書の結論の書き方についてわかりやすく講演いただきます。初学者むけ、循環器領域の超音波指導医が不在の施設むけの、基本的な教育講演です。なお、講義は国際成人先天性心疾患学会(ISACHD)推奨の先天性心疾患心エコー国際統一プロトコールに準拠しています。
- 座長
- 石津 智子(筑波大学医学医療系 循環器内科)
- 橋本 剛(東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科)
- 演者
- 山下 英治(群馬県立心臓血管センター 循環器内科)
- 演者
- 赤澤 陽平(長野県立こども病院 循環器小児科)
- 演者
- 望月 泰秀(昭和大学医学部内科学講座 循環器内科学部門)
- 演者
- 島田 衣里子(東京女子医科大学 循環器小児・成人先天性心疾患科)
シンポジウム3 循環器
-
テーマ:心筋肥大の鑑別診断
- 近年、HFpEF, 心アミロイドーシス・心ファブリ病を含む二次性心筋症など、心肥大の原因、病態、予後、治療法に注目が集まっている。今回、心肥大の診療において、心臓超音波検査をどの様に活用していくべきか、心臓超音波検査で何がわかるか、今後、注目していくべき点は何なのかを明らかにする。
- 座長
- 坂田 好美(杏林大学保健学部 臨床工学科/杏林大学医学部 循環器内科)
- 原田 昌彦(大口東総合病院内科)
- 演者
- 大門 雅夫(国際医福大学三田病院 循環器内科)
- 演者
- 鍵山 暢之(順天堂大学 循環器内科)
- 演者
- 坂田 好美(杏林大学 保健学部臨床工学科/杏林大学 医学部循環器内科)
令和6年度第3回基礎技術研究会(基礎技術研究会共催)
新技術の基礎と応用
- 近年の超音波診断では,各種の定量診断法(QUS)やAIのの臨床応用が盛んですが,診断・治療支援に関する新技術開発は多岐にわたり,多様な視点からの技術提案と応用が進んでいます。本セッションでは,広い領域での臨床応用が期待される新技術について,様々な研究領域の先生方にご紹介いただきます。
- 座長
- 新田 尚隆(産業技術総合研究所 健康医工学研究部門)
- 山口 匡(千葉大学フロンティア医工学センター)
- 演者
- 石原 美弥(防衛医科大学校 医用工学講座)
- 演者
- 生嶋 健司(東京農工大学大学院 工学府生体医用システム工学専攻、ASEMtech 株式会社 研究開発部)
- 演者
- 黒山 喬允(防衛大学校 地球海洋学科)
- 演者
- 鈴木 亮(帝京大学 薬学部)
けんしん「ライブデモストレーション」
- 今回は、肝胆膵のピットフォールとスクリーニングのコツにつき、講演とライブデモンストレーションを交えて分かり易く解説する予定です。上腹部の超音波スクリーニングは、短時間で上腹部の臓器と大動脈の評価を行う必要があります。そのため自分では描出しているつもりでも、十分に描出できていない部位が存在します。
見落としやすい部位やどのような画像を撮像(記録)すべきかについて、解説しながらライブデモンストレーションを行います。
多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
- 座長
- 関口 隆三(医療法⼈社団鳳凰会 フェニックスメディカルクリニック 放射線診断部)
- 塩路 和彦(新潟県立がんセンター新潟病院 内科(消化器))
- デモストレーター
- 岡庭 信司(飯田市立病院 消化器内科)
- 渡邊 幸信(日本大学病院 消化器内科)
イメージリーディング
甲状腺頭頚部
- 日常診療の中で超音波診断を行っていると、判断に迷う症例に遭遇することは珍しくありません。その場合、基本に立ち返って冷静に超音波像から得られる様々な情報を分析しつつ鑑別診断を挙げ、そのほかの臨床データや背景因子をもとに診断を確定していく過程が非常に重要となります。このイメージリーディング企画では、発表者が実際に診断に迷った症例を提示し、診断に至るプロセスを再現しながらコメンテーターとの質疑を交え、順次解説を加えていきます。参加者全員で診断のポイントとなる所見を確認し、診断への過程を体験し、総合的な診断力を高めることを目標としています。日々、疑問や不安を抱きながら検査を行っている方々も多いのではないかと思います。この機会にぜひこのイメージリーディングにご参加いただき、疑問点を共有し、正解を導き出す診断力を高めていただきたいと思います。
- 座長
- 古川 まどか(神奈川県立がんセンター 頭頸部外科)
- 國井 葉(昭和大学横浜市北部病院 甲状腺センター)
- コメンテーター
- 宮川 めぐみ(宮川病院)
- 福成 信博(昭和大学横浜市北部病院甲状腺センター)
- 演者
- 中野 賢英(昭和大学横浜市北部病院甲状腺センター)
- 演者
- 天野 高志(伊藤病院 診療技術部 臨床検査室)
- 演者
- 井口 研子(筑波大学 医学医療系 乳腺内分泌外科)
- 演者
- 吉田 真夏(神奈川県立がんセンター 頭頸部外科)
- 演者
- 太田 智行(国際医療福祉大学病院 放射線医学)
乳腺
- 座長
- 尾本 きよか(自治医科大学附属さいたま医療センター 臨床検査部)
- 伊藤 吾子(日立総合病院 乳腺甲状腺外科)
- コメンテーター
- 佐久間 浩(フリーソノグラファー)
- 演者
- 木村 芙英(第二川崎幸クリニック 乳腺外科)
- 演者
- 杉浦 良子(埼玉石心会病院 乳腺・内分泌外科)
- 演者
- 八木下 和代(聖路加国際病院 放射線科)
- 演者
- 清松 裕子(清松クリニック)
- 演者
- 島 正太郎(筑波メディカルセンター病院 乳腺科)
第23回関東甲信越地方会講習会
産婦人科
-
テーマ:先天性心疾患の胎児超音波スクリーニング
- 座長
- 金子 真由美(昭和大学医学部 産婦人科学講座)
- 演者
- 池ノ上 学(慶應義塾大学医学部 産婦人科)
乳腺
-
テーマ:乳房超音波検査の勘どころ
- 座長
- 尾本 きよか(自治医科大学附属さいたま医療センター 臨床検査部)
- 演者
- 三塚 幸夫(東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)
脳神経
-
テーマ:診断に役立つ神経・筋エコー
- 脳神経領域では頚動脈,経頭蓋エコーが主流であるが,末梢神経疾患や筋疾患といった脳神経内科分野の疾患を診断することも可能となっている。是非,日常診療に役立つ神経・筋エコーについて学んでもらいたい。
- 座長
- 竹川 英宏(獨協医科大学病院 脳卒中センター・超音波センター/獨協医科大学 脳神経内科)
- 演者
- 濱口 浩敏(北播磨総合医療センター 脳神経内科)
基礎
-
テーマ:基礎から始める超音波の安全性
- 座長
- 桝田 晃司(東京農工大学工学部 生体医用システム工学科)
- 演者
- 土屋 健伸(神奈川大学 工学部電気電子情報工学科)
甲状腺頭頚部
-
テーマ:甲状腺・頭頸部超音波検査におけるピットフォール
- 甲状腺・頭頸部では多様な疾患を診断する必要があります。この領域の超音波診断に必要な知識、コツや注意点について系統的に学習することで、これまで以上に興味が深まり、さらに診断力が向上することが期待されます。
- 座長
- 北川 亘(伊藤病院 外科)
- 演者
- 河本 敦夫(東京医科大学病院 画像診断部外来エコーセンター)
泌尿器
-
テーマ:下部尿路機能検査の視点から俯瞰した超音波検査の位置づけ
- 排尿機能は加齢や疾患により失われます。しかし、障害の程度判定は、非常に厄介な問題です。症状や合併症だけでなく、客観的に画像で判定することが重要です。今回は、超音波検査所見を切り口に排尿機能の評価を勉強してみましょう。
- 座長
- 小路 直(東海大学医学部 外科学系腎泌尿器科学領域)
- 演者
- 小川 典之(信州大学医学部 泌尿器科学教室)
POCUS
-
テーマ:呼吸困難における肺POCUSの有用性
- 肺エコーを中心に据えながら、focused cardiac ultrasound(FOCUS)や深部静脈エコーを組み合わせ、気胸、心原性肺水腫、ARDS、肺血栓塞栓症などを迅速に診断する方法について解説します。
- 座長
- 太田 智行(国際医療福祉大学病院 放射線医学)
- 亀田 徹(栃木県済生会宇都宮病院 超音波診断科)
- 演者
- 谷口 隼人(横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター)
消化器1
-
テーマ:治療に活かす胆道領域の観察法 -急性胆嚢炎-
- 急性胆嚢炎の形態診断において、超音波検査(US)は第一選択として行われるべき検査とガイドライン(急性胆管炎・胆嚢炎ガイドライン2018)に明記されています。実際のところ、USによる胆嚢の観察は消化管などの他臓器よりも容易で、胆嚢炎の存在診断自体はそれほど苦慮しないのではないでしょうか?しかし、「胆嚢腫大と胆嚢壁肥厚が観察されるため急性胆嚢炎です」だけのUSレポートを作成すれば、検査を依頼した側には「USもCTも得られる情報は同等」とみなされ、USの優位性をアピールできないでしょう。本講習会では、岡庭先生に急性胆嚢炎のUS診断おいて注意して観察するべきポイントを合併症・重症度診断・胆嚢ドレナージの適応などの側面から解説していただきます。急性腹症における急性胆嚢炎と鑑別すべき疾患も供覧されますので、USの初心者のみならず中上級者も治療に活かすための観察法に得られることが多いことを確信しています。
- 座長
- 是永 圭子(JCHO船橋中央病院 健康管理センター)
- 演者
- 岡庭 信司(飯田市立病院 消化器内科)
消化器2
-
テーマ:治療に生かす膵嚢胞性疾患の観察方法
- 膵嚢胞、膵管内乳頭粘液性腫瘍はスクリーニングの腹部超音波検査で良く遭遇する。膵嚢胞性病変にはその他にも様々な種類があり、治療を要するものもある。本講習会では膵腫瘤の経験の深い水口先生に、観察のポイントを解説して頂く。
- 座長
- 松本 直樹(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓分野)
- 演者
- 水口 安則(国立病院機構東京医療センター 臨床検査科)
循環器1
-
テーマ:経食道心エコー:手技と症例・適応 経食道心エコー図検査(TEE)で心エコー図をもっと読めるようになる
- 経胸壁心エコー図検査で十分に観察できないときに、経食道心エコー図検査(TEE)が行われます。感染性心内膜炎の疣腫や膿瘍、心房細動の左房内血栓の診断に役立ちますし、弁膜症や先天性心疾患に対する手術やカテーテル治療に不可欠な検査です。TEEを学ぶと、経胸壁心エコー図検査では分からなかった所見を診断できるようになります。この講習会では、TEEの手技として麻酔方法を含めた前処置、手技の実際、標準断面、適応疾患、主な疾患の画像を解説します。
- 座長
- 岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
- 演者
- 岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
- 演者
- 中島 淑江(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
循環器2
-
テーマ:虚血性心疾患:基本と応用
- 心疾患の中で虚血性心疾患は非常にメジャーな疾患です。しかし検査技師さんにとって虚血性心疾患はあまり馴染みの無い分野かと思います。このため虚血性心疾患の基礎から学びたい方への心エコーの見方、また一歩進んだ日常診療における応用までの心エコー検査に関して2人のエキスパートに解説していただこうと思います。
- 座長
- 岩橋 徳明(横浜市立大学医学部 循環器内科)
- 演者
- 佐藤 希美(筑波大学附属病院 循環器内科)
- 演者
- 吉井 智洋(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター)
新人賞・技師奨励賞・技師優秀演題賞
- 座長
- 森 秀明(杏林大学医学部医学教育学)
- 関口 隆三(医療法⼈社団鳳凰会 フェニックスメディカルクリニック 放射線診断部)
- 選定委委員長
- 沼田 和司(自治医科大学 総合医学第1講座(兼)臨床検査医学)
- 選考委員
- 市塚 清健(昭和大学横浜市北部病院 産婦人科)
- 岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
- 尾本 きよか(自治医科大学 総合医学第1講座(兼)臨床検査医学)
- 土屋 健伸(神奈川大学工学部 電気電子情報工学科)
- 水口 安則(国立病院機構東京医療センター臨床検査科)
共催セミナー
※ランチョンセミナーは事前予約制です。
ランチョンセミナー1
- 座長
- 岡庭 信司(飯田市立病院 消化器内科)
- 演者
- 三輪 治生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター)
腹部超音波で胆道・膵臓を診る! 〜LOGIQシリーズの使い道〜
共催:GEヘルスケアジャパン株式会社
ランチョンセミナー2
10月5日(土)12:30~13:30 第3会場(ホールB-2)
- 座長
- 森本 学 (横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター 診療教授)
- 演者
- 沼田 和司(横浜市立大学附属市民総合医療センタ 消化器病センター 診療教授)
共催:中外製薬株式会社
ランチョンセミナー3
10月6日(日)12:30~13:30 第1会場(ホールA)
- 座長
- 三輪 治生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター)
- 演者
- 小川 眞広(日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科分野)
共催:GEヘルスケアファーマ株式会社
ランチョンセミナー4
10月6日(日)12:30~13:30 第2会場(ホールB-1)
- 座長
- 金田 智 (東京都済生会 中央病院)
- 演者
- 今城 健人(新百合ヶ丘総合病院 消化器内科)
- 岡庭 信司(飯田市立病院 消化器内科)
共催:キヤノンメディカルシステムズ株式会社
ランチョンセミナー5
10月6日(日)12:30~13:30 第3会場(ホールB-2)
- 座長
- 丸山 紀史(順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器内科 先任准教授)
- 演者
- 松本 直樹(日本大学医学部内科学系消化器肝臓分野 准教授 科長 超音波室長)
- 丸山 憲一(東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部 技師長)
共催:富士フイルムメディカル株式会社